Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第4章 The only being to comfort you
ライナーに案内を兼ねて連れられ、様々なトレーニングを見てみたが、ライナーは次元が違う。
本気だ。
「ブラウンさん・・・」
結衣は言葉を失いつつ見守る。
ベンチプレスをしながら汗を流すライナー。
上げている重量は100kg。
「が、頑張ってくださいね・・・私・・・走ります!」
「おうっ・・・後でっ・・・合流する・・・!!」
「ふふ、ごゆっくり」
結局結衣はルームランナーで走る事にした。
今朝、数時間前も走ったがとりあえず今回はこれでいい。
ライナーを見て、お腹いっぱいになっていた。
初ルームランナーで、ジムスタッフに使い方を教わり、ライナーが来るまで音楽を聴きつつ走る。
ふと、先程のライナーの姿を思い出す。
汗を滴らせるライナーに、欲情したのは、結衣だけの秘密。
結衣は息を強く吐いて、走る事に集中した。