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Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》

第1章 I’ll never forget you




結衣はオフィスの休憩スペースに入ると、5人程の女性社員に囲まれて楽しそうに談笑している、金髪でガタイの良い男が目に入った。

・・・彼こそ、結衣の記憶の中にいる人物。

結衣の名を優しく呼び、愛し合っていた。

その名をライナー・ブラウン。

前世と変わりない名と性格や人望、全てそのままだ。


だがこんな自分の馬鹿げた“妄想”の話をすれば、完全に変人ですぐに警察に通報されてしまう。

結衣はシレッとライナーと取り巻きを横切り、ドリンクをサーバーで作り始めた。


「やあ、結衣。私のコーヒーも入れてくれないか」

突然英語で話し掛けられ、振り返ると結衣の部署の上司であり、更に会社の海外支部担当者のエルヴィン・スミスが微笑んで結衣を見ていた。


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