Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第2章 I think of you
ライナーが薪を割り終える。
薪割りの最中は、手当てを終えた結衣が申し訳なさげに座っていたが、ライナーが話掛けてきて、休む事を気にやまないようにさせた。
『ごめんね、ライナー。ありがとう。大変だったよね・・・』
『いや、むしろ楽しい。こうしてルイーゼとも話出来たしな』
『そ・・・そ、ですか・・・』
顔が熱くなる。
『なんだよ、ウブだな』
『ち、違・・・っ!ほら、教官が言ってた時間になるから行こう!』
笑うライナーに背を向けたルイーゼは、顔を赤らめたまま、バレないようにそっと微笑んだ。