Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第11章 Reincarnation
「ほら、部屋上がれよ」
「うん・・・あの、手を繋がれたままだと脱ぎにくいんですが・・・」
「頑張れよ」
「そんな爽やかに言われても・・・」
ライナーに手を繋がれたまま、結衣は靴を脱ぎ、ライナーはササッと後から脱いだ。
部屋に入ると、帰国する為か、かなり殺風景な部屋が広がっていた。
「家具は?」
「処分した。ほら、年の為だよ」
元カノのフランが、スマートフォンで盗聴していたこともあり、家具やありとあらゆる機器をも全て処分した。
家具は今、新品のテーブルとイス、寝室のベッドのみ。
「そうだよね」
イスの上にバッグを置いた途端、ライナーがまた後ろから抱き締めてきて、首元に顔を埋めた。
「愛してる」
「うん、愛してるよ」
結衣の尻に、硬い物が押し当てられる。
「も・・・興奮してるの?」
「何日・・・我慢させられてると思ってんだ」
「ごめんっ・・・ん、ちょっと・・・」
ライナーが首筋を吸いながら、結衣の服の中に手を入れて身体を撫でる。