Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第11章 Reincarnation
結衣達はタクシーに乗って、ライナーのマンションへ向かっていた。
後部座席でも手を繋いだまま、お互い話すことは無かった。
マンションに着き、自動ドアのロックを解除して入る。
ずっと手を引かれたまま、結衣はライナーの後を続く。
エレベーターを降り、部屋の前につき、ライナーが鍵を開けて中に入れてくれた。
玄関の扉が閉まると、ライナーが後ろから結衣を抱き締めた。
そのライナーの腕を結衣はギュッと、出来るだけ包む。
「結衣、今すぐ結衣が欲しい」
「うん、私も・・・ライナーが欲しい」
結衣の返事を聞き、ライナーが結衣を自分に向かせてキスをする。
「ん、く・・・っ」
深い口付け。必死にライナーの舌に自分の舌を絡ませると、ライナーが少し笑いながら離れた。
「可愛いな、必死に食いついてくる小動物みたいだ・・・」
「う、うるさいな・・・」
ライナーが結衣にまたキスをする。