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Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》

第10章 Forever I love you



エルヴィンは、今までも結衣は記憶があるような素振りは見せていたが、過去に掛けた言葉を聞いた時に不自然な程に動揺した彼女を見て、エルヴィンの中で不確かだったものが確信へと変わった瞬間だった、とリヴァイに言った。

リヴァイはミケからワインを注がれる。

ミケはワインを注いでからすぐに料理を持ってきた。

「ん、3人分?」

「俺の食事も含まれている」

「職権乱用か?」

「オーナーの特権、と言って頂こうか」


ミケは少しずつ料理を出す所を、デザート以外全て一斉にエルヴィンとリヴァイに出して、ちゃっかり自分の飯まで作っていた。


「ミケ、リヴァイ、今日はすまない」

エルヴィンがワインを差し出すと、2人がグラスをエルヴィンのグラスに当てた。

「・・・もうルイーゼは諦めたのか」

リヴァイが言うと、エルヴィンは手を止めた。

「・・・正直、合わせて千年と百余年の片想いだからな。すぐには諦められない」

「しかも身体を許した仲だろう。尚更だな」

ミケの言葉に、リヴァイは唖然としてエルヴィンを見る。

「ヤったのか」

「まあ、そうだな。1度だけ。俺が迫った。・・・記憶持ちであることを前提として前世で掛けた言葉を掛けたというのがその時だ」

何かを言わんとするリヴァイを他所に、

「執着心が強い、独占欲が強い、嫉妬深い」

と、ミケは口をモグモグさせながらエルヴィン3大負感情を言うと、エルヴィンもリヴァイも笑った。



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