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イケメン戦国~IFな小噺(家康only)~

第10章 新しい筆のおろし方03 /口づけの意味04


顎に添えられていた手が頬に移動し指で優しく撫でられる

きもちいい

目を細め家康の手に頬を寄せると


また指が唇に触れる
ゆっくり唇の上を動かしていたかと思うと
薄くあいた隙をついて指が差し入れられる

「んっ」

「舐めて」

おずおずと指に舌を這わせていく
ぴちゃっ

「っ!!」

すると強引に指を引き抜かれ
その勢いのまま、より顎をあげられ
次の瞬間に唇に柔かいものが触れる

「んっ」

目の前に焦点の合わない家康の顔がある



少し家康が離れ

「葵、口づけをするときは目をつぶって」
家康の手が驚きに見開かれた目を伏せさせる

そのまま何度か口づけが繰り返されていく

「んっまって、いえやす、苦、しい」
家康の胸を手で押し返すと

唇が触れ合うか触れ合わないかのところまで離れて
くすりと魅惑的に笑う

「息は止めない、ほら」

「んっ」

「もう一度」

「んんっ」

口づけされながらも、頬を撫でられ
頭がぼーっとしてくる

「んんっい、え、やす、まって」


顔を背けようとしても頬に手を添えられていてできない
「だめ逃げないで」

また口づけが繰り返される

「ほら、ちゃんと息して」

「んっんっ」


唇を合わせながらもなんとか呼吸ができるようになってくると

「じゃあ、次」

また口づけされ、
今度は唇を割って舌が差し入れられる

「んぁっ」

身体が大きく震え逃げようとすると
より強く抱きしめられ口づけが深くなり
逃げる舌が捉えられ、翻弄される

「んんっはぁっくるしっ」

「ほら…ちゃんと息して、止めちゃダメ」

「んっ…まっ、て、少し、まって」

すると唇が素直に離れ
潤んだ目から涙がこぼれたのを家康が拭ってくれる
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