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イケメン戦国~IFな小噺(家康only)~
第2章 消えない疼き〈完〉
しばらくして、落ち着いた葵を見送り
家康は庭に出てきていた。
「あれもマズいだろ…いつまで続くんだこれは」
自分の両手を見下ろす。
はからずも、壁に押し付け、口を塞ぎ、腰を自分に引き寄せることになってしまった…
腕の中で悲鳴をあげ震える身体
手で遮られくぐもって漏れる声
寄りかかりながらの甘い吐息
「あれじゃ俺が襲っているみたいだ」
手を握りしめ嘆息する
あのしぐさは男の被虐心を煽るだけだ
なんなんだ一体
身体が熱くてすぐには眠れそうにない
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