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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第8章 熱です


『ふざけんなよさつき!この虫捕まえんのにどんだけかかったと思ってんだよ!』

『そんなの知らない!大ちゃんが私に見せてくるのが悪いもん!』

『反省もしてねーのかよ!もうお前とは絶交だ!口も聞いてやんねー』

『っ…!大ちゃんのバカ!もう知らない!』


なんか懐かしい…二人が大喧嘩したときの夢を見てる?
二人とも小さいなぁ…あ。


『うっ…ひっく…ふっ、う』


あれは…昔の私?


『だいき…さつきと仲直りしてよぉ』

『ぜってーヤダ。あんな奴嫌いだ』

『そんなこと言わないで…!私三人仲良しじゃなきゃやだよぉ…!』


…なんか私恥ずかしいこと言ってんな。
三人仲良しって、お前は平和主義者かっ!


『別に俺とお前だけでもいーじゃん』

『え…?』

『幼馴染みなんて、お前1人いれば別にいいし』


…私、大輝にこんなこと言われたっけ?
さつきをもっと大切にしなさいよ。
だから大輝は昔からガングロアホ峰なんだ…って、あ、


パシン!
『だいきのアホ!最低!さつきと仲直りするまで私も口聞かない!』


…昔の私カゲキだな、オイ。
大輝、さつきにも私にも口聞かない宣言されてるし、なんか不憫だね笑


「元気出してね、大輝」


…って私何してんの。
昔の大輝に言ったって聞こえないでしょ。
大体、これは夢なのに…


『…瑠衣?』

「……え?」


気のせい?
今、夢の中なのに、

大輝と目があった…?
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