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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第1章 幼馴染み





「失礼しました」


礼をして職員室から出る。
担任に日誌も出したし、ゴミも捨てた。あとは教室の施錠だけだ。


廊下を小走りで駆け抜ける。
今日は夕方から雨が降ると朝のニュースで言っていたから、なるべく早く帰りたいな。

階段を駆け上がり曲がり角を曲がった、と同時に誰かにぶつかり、尻餅をついた。


「す、すみません注意してなくて…」


顔を上げぶつかった相手を確認すると、


「わりぃ、瑠衣。大丈夫か?」

「……大輝」


ぶつかった相手は大輝だった。
放課後の遅い時間に制服を着て校舎に残っているということは、今まで屋上で寝ていたのだろう。
…やっぱり、部活に出ずに帰る気なのかな。

立ち上がり、見上げる形で大輝を見つめる。

久しぶりに正面から見た大輝はだいぶ背が伸びたけど、昔と変わっていない気がする。
今なら聞けるかも…。


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