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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第6章 変わっていく関係


「ん~!…やっと授業終わった」

「くくっ…お疲れさん瑠衣!あの爺さん、よ、容赦なかったね…ははっ…!」


…気の毒そうにしてるけど、笑いを堪えきれてないぞ真雪ィ。
私はやたら長い古文の3分の2を一人で音読させられた。
読み終わった後は喉が潰れたかと思った…!


「あの腹黒先生やっぱダメだ…」

「同士よ!分かるよソレ」

「分かってくれるか同士よ…!」


一通り茶番をし、真雪と握手する。
このくだらないやり取りが何故か、好きでしょうがない笑


「あ、そうだ。真雪、今日のお昼だけど「瑠衣っちいいぃぃぃーっ!!」


真雪に今日の昼休みのことを伝えようとしたら、何も学習しない、声の大きい黄瀬が突撃してきた。


「黄瀬!声が大き…」

「瑠衣っち行くっスよ!ほら、早く!」

「えっ、ちょっと待っ…!」


黄瀬に強く手を引かれ、走り出す。
な、何でそんなに急いでるの!?
それに、他のバスケ部の人たちはどこへ…?


「ていうか黄瀬、どこ向かってんの!?」

「屋上っス!」

「屋上…!?」


屋上にみんないるのかな…?

黄瀬は階段を駆け上がり、そのスピードに私も必死でついていく。

ようやく一番上の階に辿り着き、黄瀬が屋上へ続く扉を開け放った。
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