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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第6章 変わっていく関係


準備体操が終わり、黄瀬はリレーの練習をするみたい。
校庭の端では女子達が黄色い声を上げている。


「人気やばぁ…」


さすがモデルだな、なんて思いつつ見てたら黄瀬と目が合った。

途端に、満面の笑みでブンブン手を振ってくる黄瀬。
「瑠衣っち~!」という声が微かに聞こえてくる。

あれやってて恥ずかしくないのかな…黄瀬のことだし気にしてないんだろーな。

やっぱり犬みたいで可愛くて、微笑みながら手を振り返していたら先生に名前を呼ばれた。


「久瀬楽しそうやな~。先生はちょっと疲れてもうたから、元気そうな久瀬に続き読んでもらおうか」


教壇の方を見ると、先生がニコニコ穏やかそうに微笑んでいた。


「84ページの2行目からや」

「あ……ハイ」


穏やかそうに見えて、心の中では怒り狂ってるのがこの腹黒先生の本性である。
怒ったらマジやべぇ、と前に真雪が真っ青な顔で訴えてきたから知ってる。

ああもう、黄瀬のくそやろう…!
先に仕掛けたお前が悪い!
後で覚えとけよ!!
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