第3章 ファミレス
家に帰り夜ご飯は食べてきたからいらないと伝えると、お母さんに愚痴を言われた。
「いらないならいらないってさっさと言いなさいよ!もう作っちゃったでしょ!?」
「ごめんってば~。お姉ちゃんにでも食べさせてよ」
「お姉ちゃんはダイエット中よ!」
「またぁ?失敗するくせに懲りないね~」
「それよりアンタ、誰と食べてきたの?さつきちゃん?」
さつきではなく大輝とだけど、その時私は何となくそのことを言いたくなかった。
「内緒!私もう寝るね」
「ちょっと、瑠衣!」
駆け足で2階に上がり自分の部屋に入る。
携帯を確認すると、さつきからメールがきてた。
『今日は急にいなくなってごめんね~!(>_<)
青峰くんと二人で大丈夫だった?
二人でご飯とか行ってきた!?』
…は~ん、なるほど。
さつきが大輝にしたメールって、私をご飯に誘えって内容だったんだな?
大輝自身が誘ってくれたわけじゃないのかぁ…まあ大輝が思いつくわけないよね。
でも良いこともあったし、結果オーライとしよう!