第3章 ファミレス
さつきにメールを返信する。
『今度は三人でどっか行こうね!
さつき、ありがとう』
「ありがとう」の詳しい意味は言わなくても、さつきなら分かってくれるはず。
さつきに、大輝のことが好きだとハッキリ言ったことはないけど、私の言動で分かるって前に言ってた。
それを聞いたとき、やっぱり私たちは幼馴染みなんだなって思った。
さつきは可愛くて綺麗で昔から人気者だから、正直私はさつきが羨ましかった。
私が手に入れられないモノを持ってるさつきが羨ましくて、自分が惨めになる時もあった。
でも今は、さつきにも色々大変なことがあると知った。
私たちはお互いの一番の理解者になることが出来たの。
「さつきは好きな人いないのかな…」
もしさつきに好きな人ができたら、私が一番応援したい!
次会ったときに聞いてみようと思い、私は部屋の電気を消してベッドに潜り込んだ。