• テキストサイズ

【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第2章 夏休み





黄瀬に勉強を教えて分かったことは、黄瀬の頭の悪さと黒子くんの性格だった。


黄瀬は和差算と簡単な漢字くらいしか分かっていない。
英語なんて、中1の単語すら怪しいくらいだし。

黒子くんは穏やかで優しくて、教え方も丁寧で分かりやすい。
ちなみに、さっき皆が驚いたのは私に黒子くんが見えたからだそうだ。

黒子くんは影がとても薄くて、初対面で認識されることはほぼ無いらしい。
私は影が薄いとは思わなかったけどなぁ…。


持参したお茶を飲んで一息つき、隣を見る。

そこには眉間にしわを寄せた緑間くんと困り顔のさつき。
そして机に突っ伏した大輝がいた。


「マジ意味分かんねー。お前ら何語喋ってんだよ」

「貴様は何語なら理解するのだよ…!」

「ミ、ミドリン落ち着いて!ここ図書館だから!」


怒りに震え、今にも招き猫で大輝の頭を殴りそうな緑間くんを、さつきが必死で押さえていた。

え、ていうか何で招き猫持ってんの?
緑間くんって不思議な人だなぁ…。



/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp