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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第2章 夏休み





自己紹介から約一時間。
私はすっかりバスケ部と打ち解けていた。


「黄瀬!何でそこで足し算するの!」

「とりあえず足しとけば何とかなるかな~と思ったっス…」

「ならんわ!」

「うぅ…久瀬さんめっちゃスパルタっス…」


なっ…!失礼だな!
初めは優しく丁寧に指導してたけど、黄瀬の物分かりがあまりに悪いからスパルタモードにチェンジしたってのに。

「黄瀬くん」と呼んでいたが、くん付けするのも面倒くさくなり今では「黄瀬」呼びだ。


どうやら勉強を教える必要があるのは黄瀬と大輝だけらしかった。
今は、さつきと緑間くんが大輝を、私と黒子くんが黄瀬を指導している。


「黄瀬くん、少し休憩しますか?」

「するする!ありがと黒子っち~!」

「ったく、もう…」


満面の笑みで喜ぶ黄瀬に溜息を吐く。
黄瀬は黒子くんに懐きすぎだ。
耳と尻尾が見えてきたぞ、ワンコロ。


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