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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第2章 夏休み





「あっ瑠衣ー!こっちこっちー!」


図書館に入るとすぐにさつきに大声で呼ばれる。
さつき…図書館でそんな大声出しちゃ駄目だって…。
司書さん達の目が冷たいよー。


「さつき!声大きいよ!」


駆け足で近づいて小声でそう注意すると、横から眼鏡の男子が何か言いたげな目で見てきた。


「あの、何か…?」

「…図書館で走るのもどうかと思うのだよ。それもマナー違反の一つなのだよ」

「あっ…」


確かに私は駆け足でこちらに来た。
…私も人のこと言えないなぁ。


「緑間くん厳しいですね。初対面の方にそこまで言わなくても…」

「ううん、その通りだよ。私はさつきに注意できる立場じゃなかったね」


水色の髪の男子に私がそう言うと、バスケ部の皆さんは少し驚いたような顔をした。

え、何で?何に驚いた?
というか、その前に…


「あの、とりあえず私、自己紹介しましょうか?」


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