• テキストサイズ

【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第12章 作戦会議


「真雪ー今日部活?」

「おー」

「じゃ、バイバイ」

「ばっばー」


ばっばー…?
相変わらずマユキ語が個性的。

さて帰ろうか、と教室を出た途端、目の前に壁が建った。
何事だと思い上を見上げたら、腕を掴まれ引きずられた。


「んぁ?」

「瑠衣ちん確保~」

「連れてくっスよ!」


壁の正体はお隣のクラスの黄瀬と紫原君だった。
てか、連れてくってどこに?


「え、ねえどこいくの?」

「部活に決まってんじゃないスか」

「は!?何で私を連れてくの!?」

「連れてこいって赤ちんが」

「赤ちん?」

「赤司っちのことっス」


赤司っち……赤司征十朗!?

私はこの間の赤司くんとのバトルを思い出し、全力で腕を振り回した。


「イヤイヤムリムリ!絶対帰る!」

「うわっ!急に何~」

「私は赤司くんと同じフィールドにはもう立たないの!断固たる拒否!帰る!」

「瑠衣っち連れてかないと俺達が危ないんスよ!」

「知らんわ!」

「瑠衣っちー!」

「黄瀬ちん、いーよ。強制的に連れて行こ」

「うー…しょうがないっスね」

「ねえ嘘でしょ?ちょっ…」


反論も意味なく、ずるずると引きずられていく状況に私は希望を捨てた。

だって赤司くん、私が逆らったこと絶対覚えてるよね…!?

確かバスケ部のマネージャーやれとか何とか言われて断って…。
あ、しかも私ドア全力で閉めたわ。
イライラしてたから、つい…。


…何言われんのか知らないけど、私の中学生活の平穏が今日終わるかも知れない…。
/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp