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【おそ松さん】マツノトクエスト

第8章 【番外編】マツノトクエスト 第七章



 私とトド松が、言われた扉を開き中を確認すると、グルグルにロープで巻かれたおそ松とカラ松が全裸で転がっていた。
 まだブリーフ履いてたから良かったものの、これが本当にマッパだったら嫌すぎてMP0になる所だったわ。

「あ、トド松様!!」

 中にいた薄い布を羽織った二人の美女がベットに腰掛けていたのだが、トド松を見ると立ち上がりコチラに顔を向けた。

「な、なにこの光景? 君達ちゃんと任務遂行出来たの?」

 お前は失敗したし今私に敗北したがな、と突っ込みたくなる口を押えて返事を待つ。

「すみません、そ、それがぁ……あまりにセクハラが酷いと言うか、スケベすぎと言うか……さすがの淫魔の私達も逆に引いてしまいまして……」

「どうしても……この二人から出る童貞の輝かしさに手も足も出せず、こういう事態になりまして」

 とても申し訳なさそうに俯く淫魔達。
 ヤケに色っぽくて艶めかしいと思ったら淫魔だったのねこの二人は。

「ど、どういう事?! 今までだって沢山の童貞を食べて来たんでしょ? それならっ」

「すみませぇえええん、どうしてもこの二人にはそういう気になれなくってぇ」

「ごめんなさぁあああああい!!」

 言った淫魔達は謝罪の言葉を残すと私達をすり抜け部屋をダッシュで出て行ってしまった。
 残されたトド松は呆れたようなスンとしたような顔をしてただただ勇者達を見つめる。

「うん、とりあえず良かった良かった!! って待った、トド松、アンタ童貞だよね?!!」

 淫魔との関わりもあり、先ほど私を襲おうとしたトド松。
 もしかしたらこの世界にきて既に新品を卒業してしまっているかもしれないと思い、慌てて胸倉に掴みかかる。

「はぁ?! 童貞?!ななな、なに言ってんの? ぼくもういい年齢なんだからそんなのとっくに卒業してるに決まってるでしょ……」

【 トド松 は 混乱している 】
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