第6章 6
家に帰り、制服のままベッドに寝転がる。
はぁ…。
あの三人の問題はひとまず置いておいて。
目下の問題は雄也、だよねえ。
ぼーっと天井を眺めていたら、机の上に置いたスマホが鳴った。
のそのそと起き上がり、スマホを手にする。
画面に浮かび上がる文字を見て、そのまま机に戻して伏せた。
《明日は絶対に俺んちに来いよ》
はぁ…。
付き合って約7ヶ月か…。
身体を許したのは、時期尚早だったかな?
少なくとも今の雄也を見る限りは、もう少し時間を置いた方が良かったのではないか?と後悔の念を抱き始めていた。