第6章 6
「ねえ、今日来れる?」
雄也に身体を許してから、毎日のように求められる。
愛しあってるんだからあの行為を施行するのは、致し方ないことだとわかってはいるのだけど…。
「今日は…、お母さんに早く帰ってくるように言われてるの。それに、テスト近いから勉強…しないと…。」
「あ、そうなんだ。じゃあさ、明日は?それに、テスト勉強は一緒にしようぜ。な、そうしよう?」
「………」
雄也の目的は、テスト勉強じゃなく、セックスでしょ?
はぁ…。なんだか、サルみたいね?
まあ、思春期の多感な男子は仕方ないのかな?
今の雄也の頭のなかは、セックスしかないんだろうなあ。