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【KH】境界線【王国心】

第23章 エンド・オブ・ザ・ワールド







キングダムハーツの扉を閉めようとするそのときだった




リクの背後に巨大なハートレス【ダークサイド】が2体リクを襲おうと歩みを進めていた




ドナルドもそれをみて「もうダメだぁぁあ」と根をあげている





ダークサイドの手がリクを掴みあげようとする、そのとき私はキーブレードを手に持つことも忘れリクを庇おうと前に出た







『邪魔はさせません!っぐ!!』






「「ノラ!!」」







ダークサイドに片手で掴みとられた私の体


ソラとリクが私へ視線をむけ、扉を閉める手を忘れてしまっていた







『私のことはいいから、早く扉を閉めるんです!!




…っ早くッ!!!!』






握りしめられ軋む体に苦痛を感じるも私は諦めなかった



リクとソラとドナルドとグーフィーが頑張っているんだっ!



ハートレスの視線を、私へと集めなきゃ、集めなきゃ!!












『こんな痛みで世界が救われるなら…私の命なんていくらでも捧げてやりますよっ!!!』











____骨が折れるまで、肉体が滅ぶまで、悪霊になってでも…リクとソラの元へは生かせるかッッ!!!























突然ハートレスが消えて私は地に解放された




何事かと辺りを見渡せば一つ輝かしい光を放つ影のシルエット




まるで太陽のようだ







そのシルエットを見てドナルドとグーフィーは彼を「王様」と呼んだ






「さあソラ!一緒に鍵をかけよう!」






金色のキーブレードを掲げて王様がいう


ドナルドが「早く閉めよう」と急かすがソラは納得できずにドナルド達の顔を伺った






「大丈夫さ!光への扉がどこかにある」





王様の言葉にグーフィーもソラへと「信じよう」と促すもまだソラは納得できないでいた



…ドナルドとグーフィーは王様を探しにソラと共に旅をしていた



目的の人物が目の前にいるのに伝えたい言葉も伝えられずまたお別れなんて納得できないでいたのだ




それでもグーフィーとドナルドはソラへと首を横に振る









ドナルドとグーフィーは"どんなに離れていてもいつかまた出会う"と王様を"信じて"いたのだ


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