第2章 青い運命の島 前編
「さて…早速イカダ造りをはじめるぞ。二人も遅れた分しっかり働いてもらうからな」
「えー…わかったよ」
「頑張りますリク隊長!」
リクの言葉にソラはため息をつき、カイリはやる気をだした
そんなソラに「やる気がないなら外れてもいいんだぞ?」とリクが脅せば「やらせて頂きますリク隊長殿」と掌をまんまと返した
その様子をカイリは笑い、釣られてリクも笑う
「それじゃあ昨日と同じ。俺はイカダに必要な丸太や材料を持ってきてカイリはイカダをつくる。ノラは食材調達でソラも俺と同じ丸太………はどうやら持てないようだからカイリとノラのサポートしてくれ。丸太持てないみたいだからな」
「に、二度も言うなよっ!普通は丸太を一気に2、3本なんて持てないんだからな!リクがおかしいんだ!」
「はいはい言い訳は丸太を持てるようになったらな」
「いつかリクみたいに丸太を一気に2、3個持って振り回してやるっ!」
「それは危ない危ない」
カイリがソラを宥めて二人は創作途中で森に隠してあるイカダの元へと向かった
『それじゃあ私は向こう側の森で食材調達しますね』
「ノラ」
ソラ達とは反対側の森へと食材調達へいこうとするノラにリクは声をかけノラを呼び止めた
「俺も行く」
『……わかりました。こっちの森の方がイカダ造りにとっておきの木がありますからね。行きましょうリク』
「ああ」
日陰からでてノラはリクと共に森の中へと入っていった