第6章 100エーカーの森 前編
『…ここは光の世界?』
ハートレスと近場の花畑で花の冠を作っているとこの世界のことを話始めた
どうやら光の世界と闇の世界というものがあるらしくこの世界はプリンセスはいないものの光の世界だという
プリンセスとはお姫様ってことで理解しお花の冠をノラは作り上げていた
『私の世界はどうなったのですか?』
【ヤミニノミコマレタ…イマノキミジャア、イクノハキケン】
『でもっ、ソラ達はあの島に取り残されているかもしれないんです!』
【光ノ勇者ノコト?】
『光の勇者?』
【キーブレードヲモツモノ…光ノ勇者】
『キー…ブレー…ド、っい!!』
こめかみに痛みが走る…
昨日の黒い男に言われたあの日から頭痛が激しいくなる
理由はまだわからないが新しい知識、知らないことを聞かされるとこうして痛みが走るのだ
ハートレスは心配そうにノラを見つめるが『心配しないで』と手で制した
『…私は…ソラ達を探さなければならないんです…』
ノラは立ち上がりハートレスに背を向ければ慌ててハートレスも作っている途中の花の冠を捨てノラの後を追った
【ドコイクノ?】
『この世界にソラ達がいるか探すのです…いなければこの世界から出ていきます』
【ドウヤッテ?】
『わ、わかりませんが…島からはでれたのです。この世界でも同じように出れる可能性はあります』
二人の歩幅に大きく差が開きハートレスは地に潜ってすいーっと泳ぐように移動すればノラの前に現れる
【アッテドウスルノ?】
『…それは、』
【キミハ、家ニ帰ラナイノ?】
『だから先程君がいったじゃないですか!島は闇に飲まれたって!』
【キミノ帰ル場所ハ、ソコジャナイ。
…闇ノ世界…【キングス・オブ・ダークネス】】
______そこが君の世界だ…