第1章 バンドの始まり
「私とふぅーかは幼馴染なの。だから、分かってくれないかな?敬語じゃなくても別に私は気にしてないよ?」
「え?幼馴染…。」
「うん、そうだよ、亜澄。さっちゃんは私の幼馴染でずっと一緒なの。さっちゃんがギター引いてる時は楽しそうだけど」
「ふぅーか、こらこら。」
「え?まだ、里美さん、ギターやってるんですか?できたらバンド組んでみたいです。」
亜澄は風夏に手を出して
あっ、亜澄、だめ!!亜澄!!
私は亜澄の手を掴んだ。
「え!?私はギターなんてやらないわ。ベースやギターは引けてもやらないわ。やりたくないの。」
里美は泣きながらずっとショックを受ける。
「亜澄、ちょっと来て!」
怒ったように亜澄の手を引っ張った
「風夏なにするの!?里美さんがどうしたっていうの?なにがあったの?」
「亜澄が分かるような話じゃないよ、亜澄は里美のファンかもしれない。だけどね、そうじゃない。」
「何怒ってるの、風夏。」
それを見て里美は…
「ふぅーかやめてーー!いいよ!私はもう大丈夫だから。私が落ち込んでるのが悪いだし、両親のためにも生きなちゃって。」
「さっちゃん…何言って」
「私はもう、前へ進まなちゃ。ここ5ヶ月くらいギターやベースから離れてきたわけだし、バンドやるなら改めて誘ってくれたら嬉しいな」
暗い顔をしながから話す里美。
親の気持ちを考えて里美の心は揺れ動く。
♪︎
ここ、2年前…
里美…
お母さんね、
里美のためにギターとベースを買ってきたの、
お父さんがいつか里美が使いたいって思う時が来たらって。
お父さん忙しいけど、アナタも同様に忙しいのよね。
何言ってのお母さん…私は自分のギターを使うの。
いいえ、お父さんはアナタが明日誕生日だからって意味で買ってきてくれたのよ、
だからあまり素直に受け入れられなくてもわかってあげてね。
という言葉を思い出した。
里美のぽっぺに涙がこぼれ落ちた。
「さっちゃん、どうしたの?ほんとに大丈夫?周りが全く見えてなそうで知らないうちに気絶してたみたいだから。」
「ふぅーか、私とバンドやってくれる?もちろん亜澄ちゃんも」
里美からそんな発言に来てびっくりした。
「うーん」
風夏は悩み苦しんだ
「風夏…アナタも大丈夫なの?まぁ、里美さん、私はあなたとバンドやりたいです。ドラムなら行けますよ!でも風夏が心配」
