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お兄ちゃんがうるさいです。
第2章 お兄ちゃん。
「ゆうちゃん…」
「私今日お休みなの!お兄ちゃんのせいでこんなにはやく起きちゃったじゃん!」
兄の背中越しに見えるパソコンの画面には、兄自ら作詞作曲した曲のMV(って言うんだろうか)が流れている。
ヘッドフォンを付けているから音は聞こえないけど、私はあの曲を知っている。
チェック済みだ。←
「ゆうちゃん。言いにくいんだけどさ」
「なに?!」
「もうお昼すぎなんだよ」
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