君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第10章 ☆Bitter+Bitter=Sweet
「水泳が…出来たところ。」
「過去はダメだ糞アマ。今の自分の好きな所を言え。」
「そ、そんなこと言われても…。」
「言わねぇと1つ追加な。」
「そんな…ぁ。」
断続的な快感に身体が悲鳴を上げている。
あの後4個言ったところで次は直接蕾を触られて絶頂に達しようとした時に手を離される。
「ぅ、イけなかった…。」
「ケケケ、ほら後3つ。さっさとしねぇといつまでもこうだぞ?」
「はぁ…負けず嫌いな所…。」
「確かにそうだな…残り2つ。」
ツプッ
「〜っ!」
人差し指が入り込んでくる。
イケてない身体にこれはキツい。
「あ、あぁ…」
思考が止まる。
やばい…感覚がふわふわする…。
「後2つだ。言い終わる前にイッても仕置きだからな。さっさと終わらせろ。」
とは言いつつも彼女の耳に息を掛けてみたり、もう片方の手で太腿を指先でなぞってみたりして彼女を翻弄する。
「はぁ、ぁ…。」
ほかに何が言えるのか分からない…。
「ひ、」
心の声。
これは彼に言ったことがない言葉。
「蛭魔妖一…っ、が好きで、好きで、たまらない、所…。」
「…言ってくれるじゃねぇか。」
てめぇが"口で"好きだって言ったのは初めてだ。
「後1つ。…じゃあ、俺がいう質問にYesかNoかで答えろ。」
「し、しつ、もん…?」
YesかNoで答えればいいんだ。
なんの質問をしてくるかまで考えている余裕はなかった。
「鏡波音はセックスが好きである」
予想外…いや、この状況ならありうる質問だった。
これは…理性耐えなきゃ。
「No」
ヒル魔が中に入れていた指の動きが止まる。
「妖ちゃん以外は…Noだよ。」
「…ケッ、俺をビビらせようとでもしてんのか、波音。」