君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第7章 泳ぎ舞う蝶
その頃波音は担任の先生と話していた。
「何?!4種目全部出るだと?!んな無謀な!」
「いや、マジです。たった400mでしょ?あれだったら全部の種目の全距離泳ぎますけど。」
「いやいやいや!無理無理無理!鏡は小さいし…その、女子だから別に1種目だけでもいいんだよ?」
ふぅん。と波音は鼻で笑う。
「ま、先生がそこまで言うなら別に50m自由形だけでいいですけど…あたしを使いたくなったら声掛けてくださいね〜。あ、でもその時はそれ相応の代償頂きますけど。winwinの関係でね。」
先生に対する態度は悪く、背を向いて手を振る。
「チビで餓鬼のくせに…。」
舌打ちをして陰口を言う先生に波音はうんざりとしていた。
「もっとまともな先生いないのかよ。」