君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第7章 泳ぎ舞う蝶
次の日は通常授業だったが波音は学校を休んだ。
『ごめん、まもりさん。風邪で暫く学校来れない。マネージャー任せっきりでごめん。』
そんな電話がまもりの所に入ったと言う。
ヒル魔「あいつ、逃げやがった…。」
勿論、彼が言っているのはマネージャーの仕事の事ではない。
まもり「心配ねぇ…。」
ムサシ「あいつは滅多に風邪引かねぇんだけどな…体が鈍ったからか。」
鈴音「え、体が鈍る?」
栗田「波音ちゃんはね、水泳やってたんだよ!」
栗田の言葉を聞き、一同驚く。
モン太「えぇ?!そうなんすか?!全然やってたように見えない…。」
栗田「凄く得意でね、僕達みたいに水泳に人生かけてたんだよ。現に全国大会まで行っちゃうんだから。」
セナ「す、すごい…。」
栗田「中学校の時の水泳大会凄かったなぁ…。」
そう言って栗田は懐かしそうに彼女の事を話し出した。