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君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】

第1章 26298時間21分後の再会


「ぬぁー!離せ!悪魔ァ!!」

女なのにも関わらず容赦なくロープでぐるぐるに縛ってアメフトの部室に連れて行かれた。
いくら何でも!これは!やり過ぎ!

ヒル魔「てめぇには色々聞きたいことがあるからな、このまま帰られても困る。」

小早川「ひ、ヒル魔さ、ん…?誰ですか、この人…。」

アイシールド21…とお猿くんが自分を見て不思議そうにしている。無理もない。

ヒル魔「説明は後ですっから、ムサシと栗田の4人だけにさせろ!」

モン太「ヒル魔さん…?」

まもり「…分かったわ。みんな行きましょ。」

スタイル良さそうな女の子が他の部員を連れて練習試合の後片付けに行った。

「うわぁ、今のマネージャー?めっちゃ可愛い。あの子凄くモテんじゃねぇ?あたしとは大違いだな!」

如何にも元気そうにアピールしながら、心配をさせないようにした。

ここに来ている時点で可笑しいとは思ってるだろうけどね。

「みんな元気そうだね!栗ちゃん元気ぃ?」

栗田「う、うん…元気だけど…。」

いきなり登場して少し動揺してる見たい。…まぁ、無理も無いかな。

「今日の試合凄く格好良かったよ!どんどん強くなっていくね、デビルバッツは!」

ヒル魔「あたりめぇだ、なに言ってやがる。」

ムサシ「鏡…お前、何しに来た?」

厳ちゃんは険しそうにこっちを見詰めてくるし。

「何しにって…みんな元気してるかな〜って」

ムサシ「そういうお前は何かあったのか?」

「い、いや?…別に…。」

ムサシ「じゃあなんでここに戻ってきたんだ?」

「…諸事情で学校辞めた。」

あはは、と苦笑しながら言った事実。
栗羊羹が驚いた。

栗田「え?!波音ちゃん、学校辞めたの?!」

「声でけぇよ!うるせぇなぁ。」

そう言って笑いながらいつもの口調を崩さずに私は言葉を紡いだ。

「辞めたからどうしようかなって思っていたらアメフトの試合してたから見に来ただけだ。それ以外の理由はないよ。」

ヒル魔「…」

悪魔は何を考えているかわからない表情で黙ったままだった。
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