君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第3章 恐れ
〜波音side〜
アメフト部の3人にある告白をしたのは高校受験直前だった。
今でもその事は覚えてる。
自分だって泥門高校に行ってアメフトのマネージャーをしたかった。
でも自分の力を確かめて見たかった。
皆もそれを嘱望していた。
だから自分の意思で3人とは違う道を歩み始めた。
行った先の女子校が悪かった訳じゃない。
馴染めなかった自分が悪い。
多分良好な人間関係を築くのが難しかっただけなんだと思う。
自分が1番怖いと思うのは裏表のある美少女だった。
入学した当時はね、あたしとは比べ物にならないぐらいに凄く可愛い子がうじゃうじゃいてやっぱり女子校ってすげぇなって思った。
勿論、そこの学校は水泳で選手権大会に出てる常連校だったから自分も水泳部に入った訳なんだけど想像以上に過酷だった。
練習が過酷な訳では無い。
そりゃあ、練習は中学でクラブチームをやってた時以上に辛い練習だったけど強くなる為なら頑張れた。
それ以上に過酷だったのは人間関係だった。
裏切り、嫉妬は日常茶飯事。
彼女達は強い人を地獄に落とすのが好きなみたい。
あたし的には可愛いのに性悪女な奴をとっちめたくなるんだけどね。
でも1年の時は良かった。問題なのは2年になってからだった。
その先は…思い出したくない。