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君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】

第2章 100%の努力


次の相手は賊学カメレオン。
春季大会での暴力行為…正直すっげぇ怖い相手だと思ったけど大した相手ではないなとひと目でわかった。
でも今回は比べ物にならないぐらい強くなっている。強さだけなら泥門に劣らないと思う。…後はどれだけ心が鍛えられているか。

どうやら泥門の方にハンデと言うのがあるらしく、様々なハンデで厳しい状況をどう対応するのかが注目される。

戸叶「1年だけで戦うだと?!」

黒木「負けたら関東大会出場辞退するんだぞ?!本気で言ってんのか?!」

試合当日。1年だけで賊学の連中と戦うから焦っているのだろう。ミーティングが騒がしい。

小早川「クォーターバック(以下QB)…誰がやるんですか?」

瀧「アハーハー!天才、瀧夏彦のQBデビューさぁ!」

くるくると回る瀧くんの方を見て皆は愕然。

1年全員「「関東大会出場辞退だぁ…。」」

棒付きキャンディを舐めながらそんな様子をみながら自分は思わず笑ってしまった。

「こりゃあ、面白ぇ!1年だけで挑むのか!戦力状態としては多分互角だろうな。QBをアハーハーがやるって事は初心者だろうから最初は勿論苦戦するだろう。メンバーを1年だけにする事で自分達で考える能力を養わせる目的もあると見た。」

まもり「波音ちゃん…面白くないでしょ。思考力は凄いと思うけど…これ負けたら関東大会出場辞退よ?洒落にならないわよ。」

「負けねぇだろ。ヒル魔が考えてるんだから。」

舐めてたキャンディを口から一旦外すとそのキャンディ棒がヒル魔を指す。
彼は銃の手入れをして風船ガムを噛んでは膨らませていた。
悪魔の口は笑っていたが真意までは判断出来なかった。
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