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君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】

第14章 『天才とは努力する凡才のことである』


〜城ヶ崎 蓮見 Side〜

僕達はずっと仲がいいんだ。それは小学校の時、同じクラスになった日から。
合計…7年ちょいぐらいか。中学は楓も僕も違ったしね。でも2人が毎日の学校生活が楽しかったよ。

……ふん。私が絵を描いている時もこいつらは話し掛けくる。鬱陶しい。少しは静かにしてくれないだろうか。

そんなこと本心じゃないだろ?

……さて、僕達は波音の過去を知っている。そして、小学校と高校で彼女の全てを見てきた。

波音と楓、そして僕は古くからの付き合いさ。

波音が怪我してで帰ってきたら手当をして、楓が腱鞘炎になったらご飯をあーんと食べさせてあげた。

…いずみ、ちゃんと話しなさい。

ごめんごめん。

波音は小学校3年頃かな?水泳を初めるとみるみるうちに上達してね。

近所の水泳大会では大人に負けず入賞。
先生達は驚愕、波音の素行も今まで悪かったのに水泳を始めたら落ち着いたんだ。
ようやく、波音はやりがいを発見して全力を注ぎ、才能を開花させた。

…水泳の授業も勿論注目を浴びていたわ。
…その時の波音はきらきらして見えた。

私達と存在が遠くなってしまうかと思っていたけど、波音は変わらず私達と接してくれて…喧嘩ばかりしてた波音だけど人間性が見えたわね。本当はとても優しい子。

それは高校でも同じだった。
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