第1章 イケない関係
「うわぁー、広い」
「うふ、可愛い反応するわね」
「あ、いや、こうした豪邸に入るのは初めてなので」
「いつと外から見てるんじゃなくって?」
「見てますけど、外で見るよりも凄いですよ!」
彼は目をキョロキョロさせながらソファーへ座った
「はい、どーぞ。コーヒー」
「ありがとうございます!」
彼の反応はどれも初々しく可愛らしい
「でも本当はダメなんじゃない?こうやって上がるの」
「あー…本当はそうです」
「やっぱり…ごめんね無理やりで」
「いえ、いいんです!じゃあ奥さんと僕の秘密ですね」
「そうね。2人だけの秘密ね」
2人だけの秘密なんていくつある事か…
「奥さんこそ、僕を上げてよかったんですか?」
「どうして?」
「いや、旦那さんが…」
「夫は昼に帰ることもないし、それにこの時間って暇なのよ」
「そうなんですか…」
「そもそも夫もあまり帰ってこないし…」
「それは、寂しくないですか?」
「そうね…寂しいわよ。ずっと1人なんだもの」
なんて健気に夫を待つ妻を演じることなんていつも
そーすれば男なんて簡単に人妻でも手を出す
「奥さん…!」
彼は急に私に抱きついた
「ど、どうしたの…?」
「僕、奥さんのことが好きです!ずっと抑えてました…でも、もう我慢できません…!」
彼は私を激しく抱き、貪るようにキスをする
こんなの分かってたこと
この年頃の男はそーやって弱いところを見せれば簡単に体を合わせられる
でもこれも寂しさゆへ…
体が勝手に温かさを求めているから
「はぁはぁ…奥さん。愛してます」
「んぁ…あっ…!」
彼だって私が寂しさを感じてると知った途端に愛してるだの好きだの簡単に口にしてくれる
私にとってS○Xの上手い下手じゃなくて、どれだけ温かいかが大切だった