第6章 Q.E.D
「もちろんお分かりでしょう。エバンズ・ジョージさんあなたですね」
「はい…?刑事さん何をおっしゃって…」
「そんな演技お辞めになったらどうです」
「いや…僕は妻を亡くしているんですよ!?」
「あなたはたしかに奥さんを亡くしている。ですがただそれだけではない、浮気相手も親友も亡くしたということになりますね」
「っ…!」
「関係あるではないですか。あなたと被害者の3名は」
イーサンとジョージは見つめ合い、警戒し合う
「とはいえ、妻の浮気相手だって…!」
「彼は何も関係ないですよ。たしかにゾーイさんはジャックさんを知っていたようですが…イザベラさんのことは全くのようで…」
「………」
イーサンに言われるままジョージは言葉を返せなかった