第2章 狂い
「っ…!リリー!…くっ…!」
ジョージの目の前には妻であるリリーがピアノ線で吊るされている姿があった
彼女の大切にしていたバラの花壇は荒らされ、部屋のカーテンはビリビリに破けていた
ピアノの置いてある部屋はひどく荒らされ吊るされたリリーの周りに飾られている
「リリー…!どうして…こんな…!」
「旦那さん。私共はあなたの為にどんな力を使ってでも犯人を探し出します」
イーサンは泣き崩れるジョージの肩に手を置き言う
「協力して頂けますね?」
「っ…!もちろんです!妻の苦しみをどーか、晴らさせてあげてください…!」
「もちろんです。私共は必ず見つけ出します!」
その日からこの殺人事件の調査が始まる