第2章 快楽の悪夢【上鳴電気/微裏】
『上鳴くんっ!お願いだから私がこういう小説書いてる事誰にも言わないでっ!!本当お願いしますっ!!
特に轟くんと爆豪くんには絶対言わないで!!』
上鳴「ん?何で轟も?高橋が書いてたの爆豪のだろ?」
しまった…!
墓穴掘ったと思った時にはもう遅かった
上鳴「……もしかして高橋さ、轟でも同じようなの書いてるのか?」
『ギクッ……』
上鳴「へぇ〜やっぱりな、轟のはどんな感じ?読ませてよ〜」
『あのっ…上鳴くん本当勘弁して!もうパシリでも何でもやるからどうかこの事はっ……』
それを聞いた上鳴くんは何かを企んでいるような笑みをこぼした
上鳴「へぇ〜、いいこと聞いちゃった!パシリでも…な、ん、で、も!してくれるんだぁ〜」
上鳴くんは私の横に座って私の顎をクイッと上にあげた
『や、えっと…やっぱ今の無し!何でもはちょっと言い過ぎた』
両手を挙げ目線をそらし降参ポーズをとる私に上鳴くんは
今の無しっての無しなと言って私の唇を奪った
『んっ…んんぅ……んぁあ』
口の中に広がるソーダの味…冷たい舌。
それが離れた唇に銀色の糸が伝う
私は涙目で息を整える
上鳴「…高橋の小説面白いけど、エロいシーンにリアリティが無いんだよな〜高橋ってさ男とそういう事した事ないどころか男と付き合った事ないだろ?」
シャリとアイスの最期の一口を食べ終えてから問う上鳴くん
『……余計なお世話』
図星を突かれそっぽを向く
上鳴「そんな怒るなよ〜今から俺がお前の身体に教えてやろうって言ってんだからさ」
上鳴くんは、アイスの棒を机の上に置くと
私をソファに組み敷いた