第15章 快楽の悪夢5【轟焦凍/裏】
コンコンコン…私の部屋から控えめなノックが聞こえてきた。
何のためらいもなくその扉を開けるとそこには轟くんが立ってて邪魔するぞと言ってズカズカ部屋に入ってきた。
突然の来客、轟くんに私は緑茶を淹れて渡す。
悪りぃありがとなと短く答えて彼は緑茶を啜る、私も自分の分の緑茶を口に含み心を落ち着かせる。
『……で、轟くん。ご用件は?』
「読んだぞ、あのサイトの小説」
ブフォオ!口に含んでいたお茶を轟くんの顔面めがけて吹き出した。
『ごっ…ごめん轟くん!大丈夫!?』
「……あぁ」
顔はもちろん、洋服もびっしょり濡れてズボンにも少しお茶がかかるくらいかなり盛大にお茶を吹き出してしまった。
近くにあったフェイスタオルを使ってお茶のかかった部分を拭いていく。
「セリフの掛け合いとか普通に面白かったし読みやすかったけど、あれエロいな…鍵付きページいったら俺や爆豪や緑谷の名前出てきてて驚いた」
『ご、ゴメンね!ごめんなさい!!勝手にこういう妄想の題材にされてるとか…そのっ気持ち悪いよね!?本当ごめんなさい!!』
私が土下座して謝り続けていると轟くんは別に怒ってねぇよ、頭上げてくれと言ってくれて私は恐る恐る頭を上げる
「…で、ここからが本題なんだがあの小説読んでてわからねぇ用語がたくさんあったから教えてくれねぇか?」
『え、わからない用語??』
「あぁ、例えば蜜壺とか愛液とかクリトリス…あの辺りの用語が
『ググってくださいっ!!』
自分の小説に出てくる淫語の数々を轟くんの口から出たことに堪らなく恥ずかしさを感じて私はググってくださいを連呼しまくる
「読みながらググったけどわからねぇからURL送ってきた高橋なら分かるんじゃねぇかと思って聞きに来たんだけど」
『……うぅ。』
それを言われると誤送信した事もあって何も言えなくなる。
ピュアピュアで純粋な目で教えてくれと頼んでくる轟くん、冗談とかでそういう事言う人では無いから本当に分からなくて聞いてるんだなと思えるからこそ余計に芽生える罪悪感
あぁ、ごめんなさい…エンデヴァーさん!
あなたの大事な息子さんに卑猥な知識を植え付けようとしてる私をどうか許してください!!
心の中で轟くんのお父様であるエンデヴァーさんに謝りながらも私は用語を解説する。