第26章 【DNH企画】発情ネットカフェ【爆豪勝己/裏】
お店に着くとすぐに席に通され、私はメニューを開く
『わぁ〜美味しそう!このお店こんなすんなり入れるなんてもう夢みたい!!』
「そりゃこの話、夢小せ
『コラコラコラ!それは言わないお約束!!』
メニューに一通り目を通して、最終的に人気No. 1とNo.2のパンケーキで迷っていた。
『んー、No. 1のプレーンもいいけどNo.2のイチゴとチョコバナナ乗ってるのも捨てがたい…』
「っせぇなぁ!とっとと決めろや!!」
『いやいや滅多に来れないお店だから慎重に選ばないとっ…』
「俺プレーンにするからお前いろいろ乗ってるやつにしろ」
『え?あ、うん…』
爆豪君の提案で、爆豪君が人気No.1のパンケーキ私はNo.2のパンケーキを注文した。
注文した後に、私が携帯を見ている。
「携帯寄越せ」
爆豪君は私の携帯をひったくった。
『ちょ、何すんの!?』
人の携帯を勝手に操作し始めた爆豪君。
右手に私携帯、左手に自分の携帯を取り出してQRコード読み込みをし始めた。
私の携帯が帰ってきた頃には爆豪君のラインが友達登録された後だった。
「ラインと俺の携帯番号も入れといた。」
『あ、連絡先の交換だったのね』
いきなり携帯ひったくられてびっくりした
「お待たせいたしました。こちらプレーンパンケーキとフルーツパンケーキです。」
『おぉお!美味しそうっ!!しゃ、写真撮らなきゃ!三奈ちゃん達に送ろう〜!!』
パンケーキの写真を撮ってA組女子のグループラインに送る。
『いただきまーす!……うん!美味し〜♪』
もりもり食べ進めていく私とは対照的に爆豪君はプレーンパンケーキに一向に手をつけずにいた。
『爆豪君食べないの?』
「甘いもんあんま好きじゃねぇからな」
『え、そうなの!?じゃあなんで…』
「……お前が好きだから」
『えっ…』
「お前が甘いもん好きだから来ただけだっつってんだろ!
俺のパンケーキも食いたきゃ食えよ」
『ありがたいけど、私流石に2皿も食べれないよ?』
「誰が全部食えっつったんだよ!?半分分けてやるって意味だろーが!」
『……みみっちい(ボソッ』
「おい」
『……わぁい!ありがとう爆豪君!!プレーンの半分もらうね〜!』
爆豪君のパンケーキに手をつけようとした時、目の前にプレーンパンケーキが刺さったフォークがあった。