第23章 私の彼氏がただの変態だった件5【轟焦凍/裏】
「順番的にいうと次は轟さんですわね!」
『あのさ、先に本命の砂糖くん行かない?』
「なんでなんでー?楓、轟くんと付き合ってるから避ける必要無くない?」
『葉隠ちゃんあの、避けるとかそういうんじゃ無くて…』
「避けてるわけじゃないなら良いじゃん良いじゃん!行っちゃおう!!」
『あ、ちょ…ちょっとぉ!』
葉隠ちゃんと芦戸ちゃんが焦凍の部屋をノックした。
《トリックオアトリート!》
ガチャと扉が開いて焦凍が出てきた。
「…なんだ?」
「轟さん、今日はハロウィンですわ」
「ああ、そういうことか…ちょっと待ってろ」
焦凍がそう言って一旦部屋の中に入って団子を持ってきて
みんなに1人1パックずつの団子を渡した。
けれど、私の分だけ団子が無い。
『あれ?焦凍、私の分は?』
「悪ィな、それだけしかねぇんだ。」
「楓、ウチの分少し分けてあげるよ」
「私のもよろしければ…」
耳郎ちゃんとヤオモモがそう言ってくれた。
『わぁ、ありがと
「耳郎、八百万…分ける必要ねぇ、楓からの性的なイタズラ目当てでわざと買わなかっただけだからな」
『お前の思考回路は峰田と同レベルか!?』
「楓もらってくからお前ら他の奴らのとこ行ってこい」
『え?ちょっ…
「轟さんが、そういうのでしたら仕方ありませんわね」
「じゃあ次は砂糖のところいこーよ!」
「ケロ…じゃ、私達砂糖ちゃんのところに行ってくるわね」
「じゃあね〜楓ちゃん」
「砂糖どんなお菓子用意してるかな〜♪」
みんな私を置いて砂糖くんの部屋へと行ってしまった。
『待ってよみんな〜!私も行きたい〜〜!!』
「楓、お前はこっちだ」
『嫌ぁぁあ〜!!』
焦凍に部屋の中に引きずり込まれて私は布団に押し倒された。