第22章 【路地裏企画】路地裏アンアンin爆豪勝己
「くそ!待てコラァ!!」
爆豪がサキュバスを爆速ターボで追いかけて外へ出ると、他の警官達も爆豪と一緒にサキュバスを追う。
『チッ、しつこいなぁ』
サキュバスはいきなり立ち止まってマイクロビキニの右胸部分から小さな弾丸のようなものを2つ取り出して、レッグホルスターの中の銃に装填して警官達の足元目掛けて弾きがねを二回引く。
ドン!ドン!
音だけは立派だが何かしらの液体の入った弾丸が霧状に分散する。
「なっ…んだ、これっ…ッ…///」
「なんかっ…ァ…身体がぁっ…////」
警官達は顔を赤らめ呼吸が荒くなり膝をついてその場で自慰を始める
『バイバーイ♡』
サキュバスはまた走り出し、溝口邸の門を飛び越える
サキュバスは、屋根から屋根へと飛び越えながら逃走中。
すると、爆速ターボで空中から爆豪が追いかける。
「待てや!クソヴィランっ!!」
『ひぃっ!まだ追ってくる!私の個性効いてないの!?』
追いかけてくる爆豪を警戒して後ろを見ながら走っていたサキュバスは足首をひねった。
『い"っ!!』
そのままバランスを崩して路地裏に落ちていった。
『ぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!』
ドサっ!
『痛たぁあ…』
幸い路地裏のゴミ捨て場に落ちた為怪我は無かったが、爆豪に追いつかれて退路を断たれる。
「もう逃げ場はねぇぞ」
爆豪のいる逆方向は行き止まり、上に逃げようにも足首をひねっていて飛べる状態ではない。
『……参ったわ、降参』
そう言ってサキュバスは両手を上にあげる。
「盗んだもんとっとと出せや」
『爆豪くん、盗んだ獲物を簡単に差し出す泥棒はいないわ、ポリシーに反するもの…指輪が欲しければ私をひん剥いて調べてみれば良いわ!下着の中までね…フフフッ』
「……テメェどうして俺の名前知ってんだ?」
『…………あ!』
「顔見せろや!」
爆豪はサキュバスの顔に付けてるベネチアンマスクを奪う。
『きゃっ…』
「お前っ…切島の…!」
爆豪は驚いた。
怪盗サキュバスの正体が切島の幼馴染で高校時代よく一緒に遊んだ女の子…高橋楓だったからだ。