第22章 【路地裏企画】路地裏アンアンin爆豪勝己
「こちらが今回予告状にあったアレキサンドライトリングです。」
そう言って目にかかるくらい長い前髪をした女性警官が、ショーケースに入ったアレキサンドライトリングを持ってきた
アレキサンドライトリングは大粒の青緑色のアレキサンドライトが光り輝いている指輪
「良いのかよ狙われてる宝石こんなところ出してきて…こういうのはセキュリティ整ったところで厳重に保管しなきゃいけねぇんだろ?」
「こちらのショーケースはハイテクなセキュリティが整ったショーケースですのでご心配なく」
「ふーん」
そう言って爆豪は携帯を取り出し時間を確認する。
時間は21:00丁度になっていた。
「……おい」
「はい、何でしょうか爆心地?」
「その宝石偽物だろ?」
「え?な、何をおっしゃって…
「ここくる前にアレキサンドライトについて調べてきた。アレキサンドライトは昼の太陽光下では青緑、夜の人工照明下では赤へと色変化をおこす宝石…今の時間帯で人工照明下なのに青緑色してるのは変だろ?」
「…!」
「それと、少し大きめの制服で誤魔化してんだろうけど
テメェの右太ももが左太ももと比べると微妙に膨らんでる…そこに隠してんだろ?
怪盗サキュバスの特徴の1つであるレッグホルスター!」
女性警官は制服を脱いで爆豪に投げつける。
爆豪が投げつけられた制服を手で薙ぎ払っている途中でサキュバスはウィッグを取って揚羽蝶モチーフのベネチアンマスクをつける
「やっぱりお前が怪盗サキュバスか!」
『性とジュエリーに導かれ今宵も地獄の淫夢を届けましょう♪怪盗サキュバスただいま参上!アレキサンドライトリングは頂いたわ!さようならヒーロー爆心地!!』