第11章 家路
久しぶりの智の感触…
「ふふっ、本物の智だ」
「偽者の智っているのかよ」
こんな会話も半年振り。
何もかもが懐かしくて安心する。
智とのキスも…智の手の感触も…我慢していた分、気持ち良くておかしくなりそう…
「あ…さと、し…ダメ…」
「なんでだよ、気持ちいいんだろ?」
「いいけど、気持ち良すぎて…あっ…」
「今日は半年分抱いてやるから何度でもイけよ」
そんなこと言われても、こんな早く達しちゃうなんて恥ずかしすぎる。
しかも濃いとか言うし…
「俺も同じ状況だってわかってる?」
智は少し眉毛を下げ情けない表情をした。
智の下半身を見ると、ズボンが押し上げられてて凄くキツそう。
「え…あっ!ごめん!」
でもそんな状態になってる智が嬉しくて…
「智のもしてあげる」
「え…」
驚く智を他所に、ズボンと下着を脱がせ大きくなってる智に舌を這わせた。
その瞬間の智の表情が気持ち良さそうで、色っぽくてもっと見たくなった。
「あっ、しょ、おっ!ダメだっ!」
さっき智にして貰ったように、口に含み手で擦りあげる。
「はっ、あっ、しょおっ!」
智の声と共に、俺の口の中は智で満たされた。
コクンと飲み込んで、智の濃さに嬉しくなって
「ほんとだ、智も濃い」
そう言ったら智が脱力して、ベッドに仰向けに寝転んだ。
「はぁ~」
大きな溜め息が聞こえ、智の上に覆い被さるようにその表情を確かめる。
「智?」
苦笑いした智の手が、俺の後頭部を捉えそのまま智の胸に押し付けられた。