第7章 ★はじめての発情期(朔哉×天)
天「上はそのままでいいけど…もう少し脚開いて?」
おずおずと脚を開くと相手の隠れていた部分が露わになる。
同じ男だけどボクと朔哉で明らかに違うモノを改めて見る事になるとは思わなかったけど。
『亀頭球』
αである証みたいなもの。
これで射精されると女性は勿論、男でもΩならほぼ100%の確率で妊娠してしまう。
回避するには薬を飲むなり兎に角避妊するしかない。
天「…痛くしないから触ってもいい?」
そう聞くと流石に恥ずかしいのか頬を赤くしながら顔を逸らして小さく頷いた。
それを合図に触れてみるともう既に先走りで濡れていたけど、多分それすらも分かっていないから平気でいられたんだと思う。
天「…これっていつから出てるの?」
先走りに塗れたまま触れて見せながら問い掛ける。
すると尻尾を揺らしながら分からないと首を横に振る。
天「そう…。」
先程脱がした服と彼を交互に見ながら多分ついさっきなんだと勝手に解釈する。
それにしても量がちょっと多い気がするけど。
天「気持ち悪くなかったの?」
朔「?」
天「張り付いて気持ち悪いとか無かったの?」
朔「???」
恥ずかしそうにしながらもボクの問いかけにはキョトンとした顔で見つめて来る。
…どう説明したら分かってくれるかな?