第7章 ★はじめての発情期(朔哉×天)
そう思いながら無意識に亀頭を軽く擦っていたみたいで、朔哉の身体が小さく震えると同時に固まってしまった。
これは…吃驚させてしまったかな?
天「大丈夫…?」
そう問いかけて少し間があいてハッとした様にボクの方を見つめると、尻尾を上下に揺らしてお湯をかけてきた。
天「ビックリさせたなら謝るからお湯はかけないで!」
朔「………。」
何か言いたげに少し唸りながら、パシャパシャと2本の尻尾で軽く水面を叩くもふいっとそっぽを向いた。
天「…もしかして気持ち良かった?」
朔「…!?」
虎耳をせわしなく動かしながら少し戸惑ってる様な…そんな感じの反応。
天「今は分かんなくてもいいんだけど…痛くはない?」
そう問いかけながら竿に手を添え、誘発する様にそのまま舐めながら朔哉を見上げる形になる。
するとボクの視線に気付いたようで、ボクと目が合うとぎこちなく小さく頷いた。
天「出したいって思ったらそのまま出していいからね?じゃないと苦しいままだから。」
我慢してしまうとタイミングを逃してしまうし、余計に辛いからね。
でもそのタイミングを上手く掴めるかは朔哉次第なんだけど…。
そんな事を頭の隅で考えながら舐め続けてはみるけれど、ボクの舌は朔哉のようにザラザラしているはずもなく、同じ感覚を与えられないのがちょっと悔しい気が…しなくもない。
そう思ってしまう程に朔哉に舐められた時のあの感覚が忘れられないでいる。