第7章 ★はじめての発情期(朔哉×天)
朔哉を見るともどかしそうに尻尾をそわそわさせながら水音が聞こえないように虎耳を両手で塞いでいた。
その姿が可愛いと思ってしまったのは黙っておこう…。
天「…大丈夫?」
そう問いかければ分からないと首を横に振る朔哉。
まぁあんなになってれば無理もないよね。
天「じゃあボクの事でも考えてて?」
そう言って朔哉がしたようにボクも舐めて反応を見る事にした。
すると早速身体全体が吃驚した様にビクッと震え、困惑した顔をして見つめて来た。
天「…何?」
朔「???」
天「キミがさっきボクにした事をしてるだけだよ?」
朔「……。」
少しの沈黙の後、尻尾の毛を逆立たせ首を激しく横に振り、少しだけ朱に染まった顔をしながら、ボクの頭に両手を押し付け引き剥がそうとして来た。
やっぱり朔哉には理解するまでの間、普通の人より時間が必要なのかも?
天「舐められるのは嫌?」
そう問いかけると即答する様に必死に頷かれた。
天「…でも少し硬くなって来たみたいだけど?」
そう言って軽く握り込むと、膨張もしてるのが分かる。
単に吃驚しただけなのかな?
せめて喘ぎ声や吐息でもあれば判断しやすいんだけど…。
でもボクの言動が朔哉に伝わって、動作が返って来るだけマシと思わないと…ね。