第7章 ★はじめての発情期(朔哉×天)
─天side─
変わらず朔哉はボクの耳を味わうかのように舐めてくる。
でもそれが焦れったくて
天「…っ…そこばっかは…っ…やめっ…」
1度達しているボクは多分感度が上がってる。
だからいつもとは違う声が出るんだと思うし、
思うように呼吸が出来なくて、ちょっと苦しくて…
朔哉に腰を撫でられるとボクの意識とは反して揺れている…?
正直自分でも吃驚している。
まるでもう一人のボクがいるみたい。
ボクの身体が求めてるのは……
耳を舐めて欲しいんじゃなくて…
…朔哉に腰を撫でられた時…
一瞬過ぎったのは……
“もっと触れて欲しい”
兎に角触れて欲しいと思った。
もっと触ってって言う様に強請る様に朔哉を見上げた。
すると額に…キスされた…。
キスを強請った訳じゃないんだけど…まぁいいや。
『天、お前がいいなら今して欲しい事を俺を使って教えてくれねぇか…?』
またこの声…。
タイミングと言い聞こえてくるこの声はついさっき聞いたばかりだ。
これは朔哉の声。
でもこれはボクの意思を聞いている…?
…SEX擬きでもボクの同意が無ければしないって捉えてもいいんだよね?
でもボクもまだ物足りないし…
天「!……分かった。」
少し恥ずかしいけど…朔哉にならいいかな…。