第6章 ☆身体の異変
天「百さん居ますか?」
聞き覚えのある声に俺も百さんも反応する。
百「いい子だから待ってて?」
俺にそう言うと玄関へ行く百さん。
そして…
天が来た。
天「…大丈夫…じゃなさそうだね?」
そう言いながら俺に近付いてくる天。
俺はどうしていいか分からなくて救いを求めるように天を見た。
天「キミの苦しいのは多分ボクにしか治す事は出来ないから、今からボクの言う事ちゃんと聞いて…?」
……信じて…いいのか…?
半信半疑ででも警戒しながら見つめる。
天「信じられない…?」
朔「……。」
…俺は控えめに小さく頷いた。
天「…そう。」
とても悲しそうな声でそれだけ言うと困ったように百さんを見る天。
百「少し前から朔哉は警戒してるみたいに見えるんだけど…天はどう見える?」
天「それもあると思うけどまだ混乱してるようにも見える。」
百「何に混乱してるのかだけでも分かればいいんだけど…。」
天「…キミはボクや百さんが怖い?」
……さっきと同じように控えめに頷いた。
百「天は時々怖いけどオレは優しいよ?」
天「百さんはちょっと黙ってて下さい!」
…その様子を控えめに見つめる。