第6章 ☆身体の異変
天「…ボクはキミと2人きりで話がしたくて迎えに来たんだけど…。」
その言葉に疑問符を浮かべながら首をかしげた。
天「ここじゃない場所でボクと2人きりになるのは嫌?」
そう聞かれて少し悩んでしまう。
百「今話題の九条 天を独り占め出来るなんて羨ましいなー!」
朔「…!」
天「でも今回が最初で最後になるかも?」
朔「……。」
天「キミの今苦しいのも治るし、ボクを独り占め出来るなんて早々無いと思うけど?」
確かにそうだけど…。
百さんをちらっと見る。
百「オレの事は気にしないでいいよ?それに早く治して戻って来てくれた方が嬉しいな?」
…百さんがそう言うなら…。
再び天を見て頷いた。
天「じゃあ着替えて行こう?」
そう言いながら手を差し伸べて来る天。
…躊躇しながら俺も手を差し伸べると手を取り立たせてくれたけど踏ん張りが効かなくて天に凭れてしまう。
天「まだ半裸だったの?」
呆れたと言わんばかりに言われるもふわっと何かが頭に乗ったような気がした。
撫でられてると分かったのは少し後だった。
その後百さんと天が何か話していてちょっとした荷物を持って百さんの家を後にしたけどその辺はあまり覚えてねぇや。