第6章 ☆身体の異変
百[少しは元気になったみたいだよ?]
写真を2枚添付して返事を待つ間に再び朔哉を布団から引き剥がす事にした。
よく考えたら朔哉は飲まず食わずなわけだし。
百「朔哉お腹すいてない?」
朔[…空いたけどなんか腹の下辺りが苦しい]
ラビチャが来た事にちょっとウケてしまった。
百「腹の下…??」
どう言う事??
朔[……百さんが帰って来てから苦しくて熱い]
オレのせい!?
百「食べないからオレに見せて?」
朔哉の尻尾を撫でながらお願いしたらビクッと大きく反応した。
その反応の仕方に心当たりがあった。
……もしかして今精通しようとしてて、でも朔哉にはそれが分かんなくて苦しいって事…?
だとしたら朔哉が自分で乗り越えないと意味が無い。
でもどうやって…?
朔[…布団から百さんの匂いするから多分それのせい]
百「そりゃあここオレの家だから当たり前だよ!?」
朔[天の匂いは薄くなったのに…]
もそもそと動いて顔だけ出て来たけど…目が!
朔哉のあの碧い瞳が凄く潤んでる!!
匂いに興奮してるのか、どうしていいか分からなくてパニックになってるのか…もしくは両方か…?
ここに天が居たら天に任せるんだけど…。
!…今から呼んでみようか…?